CSVを登録する前に、商品名が空欄になっていないか、同じ商品コードが混ざっていないかを確認したいことがあります。一行ずつ目で追うのは大変なので、ツールでまとめて調べてみましょう。この記事では「CSV CHECK」と、練習用に作った6行の商品データを使って手順を説明します。

この記事のポイント

先に「どの列を必須にするか」「何を重複とするか」を決めてからチェックします。指摘が出たら元の表で該当する行を確認し、正しい値に直してください。修正後にもう一度チェックするところまで試してみましょう。

この記事で使う資料

登録不要でダウンロードできます。サンプルはすべて架空のデータです。

練習用CSV(問題あり)架空の商品6行で、空欄・重複・形式・範囲のチェックを試せます。ダウンロード ↓修正後CSV(比較用)練習データを修正した例です。同じ条件で比較してみてください。ダウンロード ↓
CSV CHECKを開く(アクセス権が必要です)(新しいタブ)

6行の練習用CSVを用意する

冒頭の「練習用CSV(問題あり)」を保存してください。商品名や値はすべて架空のものです。文字コードはUTF-8、区切り文字はカンマです。1行目が見出しで、2〜7行目にデータが入っています。

ツール内の「サンプルで試す」は別のデータを読み込みます。この記事と同じ結果を確かめるときは、ダウンロードした6行のファイルを使ってください。

6行の練習用CSVを用意する
商品コード,商品名,価格,在庫
P-001,ノート,500,10
P-002,ペン,120,20
P-003,,800,5
P-002,クリアファイル,250,8
P-005,マグカップ,二千円,4
P-006,メモ帳,300,-1

CSVを読み込み、列ごとの条件を設定する

冒頭のリンクからCSV CHECKを開きます。「CSVをドロップ」の枠へファイルを入れるか、枠をクリックしてファイルを選んでください。「文字コード」はUTF-8、「区切り文字」はカンマにします。

「列ごとのチェック条件」を、次の表に合わせてください。このサンプルの列名では初期設定が入ります。実際のデータで使うときは、登録先のルールを確認して変更します。今回は「前後の空白を除いて判定」をオンにした状態で進めます。

CSVを読み込み、列ごとの条件を設定する
必須重複不可形式・範囲
商品コードオンオン形式の指定なし
商品名オンオフ形式の指定なし
価格オンオフ数値・0以上
在庫オンオフ整数・0以上

「チェックする」を押して、5件の指摘を確認する

上の条件で「チェックする」を押すと、6行のデータのうち5行に問題が見つかり、指摘は5件になります。「元の行」は、見出しも含めた元ファイルの行番号です。3行目なら、データの2件目を指します。

同じ値がある場合は、重複しているすべての行に指摘が出ます。そのため、P-002の指摘は3行目と5行目の2件です。「指摘一覧」で、どの列にどんな理由で指摘が出たかを確認してください。

「チェックする」を押して、5件の指摘を確認する
元の行列・値確認すること
3・5行目商品コード:P-0022つの商品に同じコードがある。どちらが正しいか確認する。
4行目商品名:空欄必須項目に値が入っていない。商品台帳などで確認する。
6行目価格:二千円数値の形式ではない。確認済みの価格を数値で記入する。
7行目在庫:-10以上の条件を満たさない。正しい数量と登録ルールを確認する。

元の表を直して、同じ条件でもう一度チェックする

今回は練習なので、4行目の商品名を「メモパッド」、5行目の商品コードを「P-004」、6行目の価格を「2000」、7行目の在庫を「1」に直してください。比較用の修正後CSVにも同じ値を入れています。実際のデータを直すときは、推測で埋めず、商品台帳や担当者に確認して正しい値を調べます。

修正した表をCSVで書き出して、もう一度読み込みます。読み込み直すと条件が初期化されるので、先ほどと同じ条件かを確認してから「チェックする」を押してください。この修正例では、指摘が0件になります。

「結果をCSVで保存」で保存されるのは指摘一覧です。元のデータは自動では修正されません。チェック前と修正後のファイルを分けて保存しておくと、何を変えたか比較できます。

結果が思ったとおりにならないとき

結果が思ったとおりにならないとき
困りごと見直す場所
空欄が指摘されないその列の「必須」がオンか確認。任意の数値列は空欄でも形式エラーにしません。
重複の件数が多い重複する全行が対象です。前後空白を除く設定では「P-001」と「 P-001 」も同じ値になります。
1,000や¥1000が形式エラー価格を半角数値で記入します。通貨記号・桁区切りは数値形式として扱いません。
文字が化ける/列が一つになる元ファイルの文字コード(UTF-8またはShift_JIS)と区切り文字を確認します。変更後は列の条件も再確認します。
商品コードの条件が自動で入らない列名によって初期設定が変わります。条件を手動で設定してください。

指摘が0件になっても、データの内容は確認する

指摘が0件になれば、今回選んだ条件には合っています。ただし、価格そのものが正しいか、実在する商品か、登録先のすべての仕様を満たしているかまでは、このツールでは判断できません。登録する前に、業務上正しいデータか、登録先で意図したとおりに扱われるかも確認してください。

CSVの内容はブラウザ内で処理します。ツールから外部へ送信・保存せず、元のファイルも変更しません。ページを再読み込みするとデータと条件が消えるため、必要な指摘一覧は先に保存しておいてください。

扱える上限は、5MB、10,000データ行、60列、見出しを含む200,000セルです。指摘を表示・保存できるのは、先頭10,000件までです。大きなファイルを分けて使う場合は、ファイルをまたぐ重複などを見落とさないよう、比較する範囲に注意してください。

参考資料

関連する記事

QA Notebook / テスト設計

次の記事テストケースの書き方|ログイン画面の記入例とテンプレート記事一覧へ戻る