チームに改善案を投稿して意見をもらったものの、その後どうなったかが分からない。そんな状態を避けるには、採用した案、実行する人、結果まで同じ場所で追えると便利です。意見を募ってから振り返るまでに、何を共有しておくかをまとめます。
この記事のポイント
意見を募るときに、期限と決め方を伝えておきます。決まったら担当と理由を書き、実行後には結果と未解決のことを追記します。意見を出した人が、その後どうなったかを確認できる状態にします。
いつまで意見を集め、誰が決めるかを伝える
意見を募集する投稿には、期限、意見を整理する担当、最終的に判断する人を添えます。誰でも意見を出せるようにしたうえで、どう決定するかも分かるようにしておきます。
たとえば「金曜まで意見を募集し、担当者が論点を整理します。翌週の定例で判断者へ確認し、決定案をこの場所へ共有します」と書きます。判断者が未定なら、意見を集める前に確認します。
もらった意見で何を変えたかを書く
意見を取り込んだら、「レビューで挙がった観点を追加した」「担当者の知識をもとに前提条件を修正した」と残します。誰がどの部分を支えたかが分かれば、後から背景も確認できます。
発言をすべて数える必要はありません。検討する内容や成果物が変わったときに、きっかけになった意見を残します。重要な案を採用しなかった場合も、理由を書いておくと、同じ話を検討し直すときに参考になります。
個別にもらった補足は共有できる範囲で追記する
個別のやり取りで判断に関わる情報をもらったら、共有してよい範囲を確認します。その範囲で元のスレッドや資料に追記し、可能なら内容に詳しい本人に書いてもらいます。
話しているうちに担当や承認の順番が曖昧になったら、合意済みの担当、期限、最終判断者を記録で確認します。今出ている意見と、すでに決まったことが混ざらないようにしておきます。
連絡や記録の担当も分担する
連絡、整理、記録、催促まで一人で引き受けると、その人が不在のときに止まりやすくなります。取りまとめ役を置く場合も、本人にしか分からない情報を増やさないようにします。
- 記録担当を交代し、同じ様式で更新する
- 調査とレビューを分け、論点ごとに担当を置く
- 調査した本人が結果を説明する
- 担当者が自分の進捗と未解決事項を更新する
決定事項と実行結果の記録例
検討の結果を共有するときは、次の記録例を使えます。決定した時点で担当と期限を書き、実行した後に結果を追記します。保留したことには、次に誰へ確認するか、いつ確認するかも添えます。
一度試しただけで、この方法が定着するとは限りません。まず一つの課題で、意見の募集、判断する人の確認、担当者からの結果報告、決定と振り返りの記録まで進めてみます。使いにくかったところは、次に試すときに直していきます。
【決定事項】採用する方針
【判断理由】優先したリスクと、選ばなかった案の理由
【担当】調査/実行/レビュー/最終判断
【期限】実行期限と、結果を確認する日
【実行結果】実施したことと、確認できた変化
【未解決事項】残った論点、次の担当と確認時期
【参照先】関連資料と検討の記録